がん検診(巡回健診)

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がん検診

現在、がんは死亡原因の約3割を占めています。
がんは進行してしまうと死に至りますが、早期に発見し、適切な治療を受ければ治すことができます。
早期発見・早期治療のために定期的にがん検診を受診しましょう。

がん検診は、各自治体が主催する下記の検診を実施します。
・健康増進法に基づく各種がん検診
・40歳未満の住民(若年者)を対象とした検診(自治体により条件が異なります)

がん検診 各種詳細

がん検診は、様々な検査で調べます。がん検診について正しい知識を持って受診することが大切です。
各種検査の詳細は以下をご覧ください。

肺がん検診

従来、肺がん検診には喀痰細胞診と胸部単純X線が用いられてきましたが、近年では胸部CTも活用されるようになりました。胸部単純X線は通常の健康診断にも含まれており、多くの人が毎年受診しています。喀痰細胞診や胸部CTを受診して、肺の健康状態をより詳しく調べましょう。

肺がん検診に関連した検査

胸部X検査 ※

その他の検査

64チャンネルCT
喀痰細胞検査など

※「定期健康診断における胸部X線検査等の対象者の見直しに関する改正について」の詳細は、右記をご覧ください。

 

胃がん検診

胃の検査方法として一般的なものは、「胃部レントゲン検査」、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」があります。この中で胃がん検診の方法として、“効果がある”と判定されている検査は、「胃部レントゲン検査」と「胃内視鏡検査」です。

胃がん検診に関連した検査

胃部レントゲン検査

その他の検査

ペプシノゲン検査
胃部内視鏡検査など

 

大腸がん検診

食生活の欧米化によって大腸がんは急激に増加しています。このままいくと、大腸がんの罹患者は胃がんを追い越すのではないかと恐れられています。食生活の欧米化とは高脂肪、高蛋白、低繊維の食事のことで、その影響によって大腸がんだけでなく、潰瘍性大腸炎やクローン病も増加しています。検診を受診するとともに、食生活の見直しも重要です。

大腸がん検診に関連した検査

便潜血検査

 

乳がん検診

乳がんは、早期発見と適切な治療をきちんと行えば、がんの中でも完治・生存率は高いといえます。逆に発見が遅れた場合、乳房の切除や他の組織への転移など深刻な状況におちいってしまいます。そのような事にならないように、定期的に自己検診を行い、年に1回程度は医療機関で乳がん検診を受けることがとても重要です。

乳がん検診に関連した検査

マンモグラフィ検査

その他の検査

乳腺超音波検査

 

子宮頸がん検診

子宮の頸部(入口)の粘膜から細胞を採取して観察する検査です。綿のついた細い棒状の検査器具を使って細胞をこすり取り、膣がんや子宮頸がんの発見に役立てます。
子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入口付近)に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が主な原因です。性交を経験した女性であれば、誰もが感染するリスクをもっています。HPVの感染だけでは自覚症状はなく、また、HPVに感染した人すべてが子宮頸がんになるわけではありませんが、リスクは確実に高まります。

子宮頸がん検診に関連した検査

子宮頸部がん検査

その他の検査

下腹部超音波検査など

 

前立腺がん検診

前立腺がん検診では、血液中の前立腺特異抗原(PSA)という物質を測定します。この数値が高いとがんの可能性があります。「PSA」とは、Prostate Specific Antigen(前立腺特異抗原)の略で、前立腺から分泌される特異なたんぱく質の一種(セリン蛋白分解酵素)です。
PSAは健康なときにも血液中に存在していますが、前立腺がんが発生すると、大量のPSAが血液中に流れ出します。しかし、PSA値が正常値より高値だからといって、必ずしも前立腺がんであるとは限りません。前立腺肥大症や前立腺炎でもPSA値が高値となることもあります。

前立腺がん検診に関連した検査

PSA検査