2017.02.14 チョットコミミ情報
今月のおすすめ食材 「さわら」
さわらは回遊魚のため、旬は地域によって異なります。春になると産卵のために瀬戸内海に大量に押し寄せます。
この時期、土佐から岡山などでは古来より魚卵や白子とともに食されてきたため、魚に春と書いて「鰆」(さわら)となりました。関東や中部地域は産卵前の脂ののったさわらが人気であり、12~2月が旬となります。
さわらは、さばの仲間ですが、さばより水分が多く、身がやわらかいことが特徴です。DHAやEPAを多く含み、認知症予防、中性脂肪やコレステロールの低減など、生活習慣病の予防効果が期待できます。また、カルシウムの吸収を促進するビタミンDの含有量が多く、骨の健康維持にも役立ちます。
【選び方】
目が澄んで体の色が光っているものを選びましょう。切り身を買う場合は身が割れていないもの、身の色が白く血合い部分の色がなるべく鮮やかなものを選びましょう。
【料理のポイント】
肉質がやわらかく水分が多いため、鮮度の良いものでも身割れを起こすことがあります。このため、厚めの切り身を選び、短時間で熱を通すことがおすすめです。
【おすすめレシピ さわらとかぶのさっと煮】
<材料>(二人分)
・さわら……2切れ
・かぶ………200g
・だし………200ml
・しょうゆ…大さじ1
・しお………ひとつまみ
<作り方>
1、沸騰した湯にさわらを入れて、表面の色が白く変わったらとりだす。
2、かぶの皮をむいて、くし切りにする。
3、だし、しょうゆ、しおを合わせて火にかけ、煮立ったらかぶを加え、ふたをして3分ほど中火で煮る。
4、さわらを加え火が通れば出来上がり。さっと湯通ししたかぶの葉を添えると、いろどりがきれいです。