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2011.10.18 チョットコミミ情報

『ランニングで脳の活性化』

~ランニングで脳の活性化~

『東京マラソン2011』では定員3万5千人に対し33万人が出走を希望とか。マラソン大会は全国で900近く開催されているという空前のマラソンブームになっています。

さて、走ることで体脂肪が落ちたり、体力がつくことは一般的に知られていますが、脳にも好影響を与えていることは、あまり知られていません。たとえば、マウスの実験では、ランニングホイールで走らせたマウスの神経細胞が増え、脳の容積が増えることが証明されています。
人での実験でも、次のような脳の働きを明らかにしています。歩いたり走ったりする移動のスピードを変えることで、脳の働く部位が違ってきます。時速3kmで歩くと、脳の運動野が働き、時速5kmにペースアップすると運動野に加えて運動前野と呼ばれる部分が働く。さらに時速9kmで走ると、さらに前頭前野が働き出します。
前頭前野は、理論的な判断、将来の予想、計画を立てるといったヒトらしさを最も象徴する部位です。時速9kmといえば、1kmあたりおよそ7分で走るペースでそれほどハイペースではなく、このペースで週2、3回ランニング30分を3ヶ月続けたら、注意力や判断力、記憶力などがアップしたという実験データもあります。
さらに、ランニングなどのリズミカルな運動は、自律神経のバランスを保ったり、不安や緊張を取り除く作用のあるセロトニン神経を活性化して、ストレスやうつ症状の改善に有効です。
いいことばかりのランニングですが、膝や腰が痛くなるなど体がついていかなくては意味がありません。まずはウォーキングから初めて、徐々にスピードアップしていきましょう。

参考文献:久保田競『ランニングと脳』(朝倉書店)

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